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上演戯曲:
「本当に大事なことはあなたの目の前ではおこらない」
演出:
繁澤邦明(うんなま)
出演者:
秋桜天丸、繁澤邦明(以上、うんなま)

 

・本上演は、「観客に伝える人」と「観客(伝えられた人)」の2つの役割によっておこなわれることを想定している。

・本上演は、阿倍野長屋の1階から2階に登る階段を舞台とすることを想定している。

・本上演は、所謂「アート」を形而上的な位置から引きずり降ろすこと、つまりは「みっともない出し物」に昇華させることを、一つの目的とする。

・より具体的に言うと、「本当に大事なことはあなたの目の前ではおこらない」と言われた人(観客)がどんな気持ちになるか、あるいは言う側は本当に「本当に大事なことはあなたの目の前ではおこらない」状態を観客を前にして継続できるのか、身も蓋もなく問い続ける上演を心掛ける。

​うんなま

阪神間の学生劇団OB&OGにて運営。日常的な身体と過剰な言語感覚に演劇的遊び心とイメージの連鎖を掻き混ぜ、「視る・聴く・居る」が楽しめるアトラクションとしての時空間を劇場につくる。その作業はどこまでも、観客とのコミュニケーションの追及である。

過去には「開演時から泥酔している俳優たちによる上演」「会場の搬入シャッターを開き、俳優たちが住宅街に去っていく終演」「観客にハンバーガーを配布し、踊りながら一緒に食べるラストシーン」「突如水鉄砲でびしょ濡れになる俳優」「舞台上の映像に向かって観客がピンポン玉を投げるコーナー(俳優に当たってはダメ)」「観客にプレゼンをおこなう登場人物」など時に前衛的な演劇手段を選択しつつ、一方で宮沢賢治の童話を用いた一人朗読劇が「非常に丁寧な作り込み」と評価されるなど、幅広いパフォーマンスを展開している。

近年の作風は「ジャンル:うんなま」「新しい音楽」「現代性と演劇的猥雑さの両立」などと評され、ガラパゴス的独自進化を邁進中。関西小劇場にて異彩を放ち続けている。

2016年11月上演の第10回公演『ANCHOR』がウイングカップ7最優秀賞を受賞。2017年4月、「劇団うんこなまず」より改名。

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